売上高等の事業所別内訳書
・会社の売上高などの情報を各支店、営業所、工場などのすべての事業所を項目ごとに記入します。
・売上高の有無にかかわらず、すべての事業所を記入します。
・期末時点での従業員の総数が把握でき、地方税の均等割、分割基準算定に役立つ情報となります。
・事業所の名称⇒「本社」、「○○支店」、「○○営業所」、「○○店舗」など
・所在地⇒その事業所がある所在地
・責任者氏名⇒「支点長」、「所長」、「工場長」、「店長」など
・事業所の内容⇒「○○品の卸販売」、「○○品の製造」
・売上高⇒その事業所に帰属する売上
・期末棚卸高⇒その事業所で保管する、製品、商品、仕掛品、原材料など
・期末従業員⇒その事業所に所属する期末時点における従業員数
・使用建物の延面積⇒その事業所が使用している建物の総延べ床面積
・源泉所得税納付署⇒その事業所に帰属する従業員の源泉徴収した給与等の所得税は、その納税地の所轄税務署に納付します。
原則、源泉徴収の対象とされている給与の支払事務を取り扱う事務所がある事業所となります。「給与支払事務所等の開設届」を提出している事業所を記入します。
・摘要⇒期中に開設又は、廃止した事業所がある場合、その旨を記入します。
・「計」欄は、損益計算書の該当金額と一致するように記入する。
<売上高等の事業所別内訳書のチェックポイント>
・事業所別にみて、売上高、期末棚卸高の少ない事業所に問題はないか
・期末従業員数、使用建物の延面積からみて売上高、期末棚卸高に問題のある事業所はないか
・売上収益計上基準に誤りはないか
・「売上高」と「期末棚卸資産」の水増しがないか、各事業所の売上高や棚卸資産の金額、従業員数、使用面積を比べて見ていきます。